【雑記】相撲部屋の激励会に行ったら場違いなんてものじゃなかった話
「相撲部屋の名古屋場所激励会行きたい?」
5月の中旬に主将に聞かれて二つ返事で「行きたいです」と答えて一ヶ月と半分。
ついにその日が来た。
6月末の愛知県内某所(某所って言ってみたかっただけ)にて相撲部屋の一つ、高砂部屋の名古屋場所激励会に行ってきました。
本来この場に呼ばれるのは部屋にゆかりのある方々、今回僕が行くことが出来たのは部の師範の広い広い人脈のおかげ。
画像でしか見ることが出来なかった相撲部屋の激励会、楽しみ半分緊張半分で会場へ向かいました。
どこまで公にしていいものか分からないので】会場の明言は避けますが想像以上に大きい、、、ホテルで行われるとは。。。
↓会場です
僕は相当早く着いたらしく会場はガラガラ。案内されるがままに席に座り始まるのを待ちます。
同じテーブルに先に座っていらっしゃった方々は僕たちと同じような経緯でお呼ばれされ、でも今回で3回目と言うことで落ち着いていられました。
時間が経つにつれて緊張が楽しみを侵食していきます。
そこに一人のマダムが。
どうやらうちの師範のお知り合い、今回僕らを呼んでくださった方みたい。これからキーパーソンになるのでAさんと呼びます。
Aさんはとても気さくな方でしがない大学生の僕にもとても気さくに話しかけてくれます。
「緊張する必要なんてないのよ!私たちはお客様なんだから」
確かに。僕は呼ばれているんだ。堂々としていよう!
そう心に決めた直後
「あらBさーん!今日も呼んでくださってうれしいわぁ~」
振り返るとなにやら雰囲気のあるおじいさまが立っている。
Aさんがぺらぺらと僕らの紹介を済ませる。それに続いて僕らも挨拶をすると
「今回は君たちが来ると聞いたからこのテーブルに朝乃山を座らせるよ」
Bさんの言葉が一瞬理解できなかった。朝乃山関は高砂部屋唯一の幕内力士。
力士の中のトップ中のトップ。
それが同じテーブルに座る。考えてもみなかった。
喜びやらなんやらで脳がふわふわしていると同じテーブルのいかついおじさんのCさんが
「おまえら言っとくけどさっきの人(Bさん)半端ない人だからな。名古屋有数の権力者だぞ。この会の主催者だからな」
有数ってどんなもんなんだ。今のとこ来てるの僕らくらいだぞ。
この後そんなことを考えていた自分がすぐに恥ずかしくなります。
徐々に椅子が埋まっていく。
そのメンツがえげつない。僕が見て分かったのは名古屋市長だけだったが名古屋に本社を置く会社の社長がそこらにいるらしい。
こりゃ完全に場違いな場所に来てしまった
がたがたと震えていると会の始まりを告げる太鼓が鳴り出す。
ステージの上に親方と力士が並び順々に紹介されていく。やけに司会の人の声きれいだなと思ったら最後に「司会は栃木テレビアナウンサー、〇〇が~」
納得です。
そこからはもう怒濤の一時間半。
↑大銀杏を結う朝乃山関 ↑僕と朝乃山関
大銀杏(幕内限定の髷)を結うところを見れるなんて。
こんな近くで力士を見れるなんて。
相撲部入ってよかった。。
もう満足なんてもんじゃない。クソ暑い中スーツ着てよかった。。
余韻に浸りもう帰るだけだ、と思ったらAさん(マダム)が
「Bさんの家での二次会行くわよ!力士もみんな来るわよ!」
???もう脳がショート。流されるままにCさん(おじさん)の車に乗り込む。
これは何が起きているんだ?考えても分かるわけないか!なんでもいいや!
こんな精神状態でした。
豪邸に着くと大量の食事が並び部屋の親方やBさんに「若いんだ!食べろ食べろ!(写真からも分かるように僕はほっそいです)」とわんこそばのように唐揚げやらチャーハンやらが流れるのをひたすら食べ続け。。。
もう何を話したか覚えてすらいませんが割とジョークを飛ばしていたらしいです(後日人から聞いた)
生まれて初めてウナギが二重に入ったうな重を食べ、タクシーチケットを使い、、もうはぐれメタル並みの経験値をゲットしました。
人生なにがあるか分かりません。長いものには巻かれ、あらゆるチャンスにイエスマンであることが大事です。
気に入られたのか来年も行って良いみたいです!!