大学においてもっとも怖いのは教授でも先輩でもなく学務
こんにちは。
つい先日実際に起きた怖い話をひとつ。
事の発端は11/8に届いた一通のメールでした。
独立行政法人日本学生支援機構から全国の学生を対象とする調査の依頼がありました。該当者に選ばれたので学務まで取りに来てください。 提出期限は11/30です。報酬はないです。
要約するとこういった内容。
多忙を極める僕、報酬無しなんてやったれるかと放置。
このとき素直に学務にいけば良かった。
調査のことなど頭の片隅にすらなく毎日頭すっからかんに時間を無下にしていたところ懐かしい名前からメールの通知が。
内容は皆様の予想通り、催促である。
学務からのメールは担当者の個人名で届く、どうやら女性らしい(ここではA子さんとします)。
女性から迫られているようで悪い気はしないが内容が内容なので無視、心が痛んだが。
「僕なんかよりもっと良い人がいるよ」
ド定番の振り文句はこの時のためにあるかのようだった。
レポートもまともに出せず落単するような男を選ぶなんて見る目がないにもほどがある。
翌日にはまた忘れてなんの生産性もない豚以下の生活。
翌週の月曜日、体育のサッカーに小学生バリの活発さで参加していたところ同じ学科の人から
「掲示板に名前張り出されてたよ」
何のことだ。。。
心当たりがありすぎる。
レポートをすべてコピペしたのがばれたか?テストのカンニングか?etc...
ここではっきりとどの教科か明言するのは避けさせて戴きます。
しかし今はサッカーの試合中。戦いにおいて呼び出されていたことなど邪念でしかありません。頭から振り払い集中を高めました、そして呼び出されていたことなど完全に忘れました。
その三日後、ついに僕は学務のA子さんと対面することに。
その日は珍しく朝からスッキリ良い目覚め。
遅刻せずに登校する気持ちよさを久々に味わっていました。三限にはもっと寝ときゃ良かったなんて毒づく訳ですが。
二限の第二カ国語の授業中。
唐突に扉が開きます。
明らかに生徒ではない、どこかで見たことがある。
ぁあ、前に学生証落としたときに対応してくれた学務の人だ。お世話のなりました。
先生と話した後こちらへ向かってくる。その手には茶封筒。
察した、一瞬で。
A子さんはあなただったんですね。。
これが物語のすべてです。
学務は本気を出せば授業中の教室にだって乗り込んできます。逃げ場はありません。
教授と学務の決定的な違いは会話の可否とテリトリーの広さの違いです。
教授は単位の有無を握る大変強力な存在です。
しかし一つの教授に一つの単位。
交渉でも何でもしようと思えば出来るものです。交渉の末単位をもらえるとは限りませんが。
ところが学務は組織。大学の役所みたいなものです。
交渉のしようがない。
やれと命令されたらやるしかない。拒否権は市民たる学生にはありません。
また、一教授の影響の及ぶ範囲なんて最大でも学部規模くらい。
一方学務は大学全体に顔が利きます。学務と言えば授業中でもお構いなしです。
みなさん学務だけは敵に回してはいけません。彼らは諦めません。
今日もまたメールが届きました。
調査書は今も手元にあります。